応用課程 開発課題20周年史

88 2004年度 開発課題(生産システム技術系) グループ1 ゴム成形品外観品質自動検査装置の開発 指導教員 羽賀 馨 加瀬 昇 舟本 誠 現在 K 社では,封口ゴムを製造しており,目視検査によって, 外観の欠陥傷を検出している.検査工程での人為的ミスの低減, 並びに検査効率の向上を目的とし,昨年に引続きゴム成形品外観 品質自動検査装置の開発を行った. グループ2 自動車燃料供給カップ自動検査装置の開発 指導教員 伊藤 昌樹 青木 亮二 加部 通明 自動車燃料供給カップは,自動車エンジンの燃料をシリ ンダーに供給する部位に使用される部品である.カップ内 面に傷があると気化した燃料が漏れ,重大事故につながる 恐れがある.カップの傷検査は,目視検査が行われている のが現状である.本テーマの目的は,この目視検査および 供給,清掃,格納など一連の工程を自動化することである. グループ3 高齢者と医師とを結ぶネットワークシステムの構築 指導教員 陣内 望 茅野 昌明 「高齢者の日常生活情報(起床・就寝時刻・薬の摂取など) が自動的に医師にわかるシステムがあれば,医師やヘルパー の手助けになる」という医師からのアドバイスにより今年度 は昨年度のシステムをもとに各部の全面的な見直しを行い, 低コスト化・高信頼性を目指したシステムを開発した. グループ4 アルミろう付け部解析装置の開発 指導教員 藤田 秀樹 日浦 優 現在,アルミろう付けを用いている製品は多数あり,この 装置で解析する部材も,パイプと部材をアルミろう付けによ り接合している.しかし,ピンホールと呼ばれる気泡が発生 し,不良の原因となる.企業側も,より確実にピンホールの 情報を得ることを目的としているため,部材を切削し,切削 面の撮影を行い,実際のピンホールの情報を元に解析を行う 装置を開発することにした. 88

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