応用課程 開発課題20周年史

86 2003年度 開発課題(生産システム技術系) グループ 1 粘着テープの外観品質検査装置の開発 指導教員 大澤 剛 野村 征司 舟本 誠 永野 秀浩 本課題は,昨年度の課題装置を改良することを目的と した.今回は S 社の要望から巻巣,ギアリング,テレス コープに加え,異物付着,切り幅の検査項目の追加と複 数の粘着テープ(以下テープ)への対応が可能なフレキ シブルかつ装置のコンパクト化,品質管理に必要な検査 結果のデータ管理機能を付加することにした. グループ2 アルミろう付け部浸透度破壊解析装置の開発 指導教員 藤田 秀樹 日浦 優 N社ではパイプと部材をアルミろう付けにより接合している.接合された部品は,車のエ アコン等の部品に使われるため,気密性が要求される. しかし,アルミろうとパイプとの融点が近いため,ろう 付けが困難となり内部に気泡が発生してしまう.この気 泡をピンホールと呼び,あると不良品となる.不良品の 内部状況を解析する装置は現在市販されていない.そこ で,最も確実に不良品を解析する方法として,切削加工 によりろう付け部を解析する装置の開発を行った. グループ3 アルミろう付け部浸透度非破壊解析装置の開発 指導教員 山下 忠 加瀬 昇 浅野 博 アルミろう付け部品を製造している N 社では,ろう付 け部の浸透度の確認を行い欠陥の有無を判定すること が必要とされている.現在は,抜き取りによる破壊検査 で判定を行っておりコストおよび時間が問題となって いる.そこで本グループでは,部品を切断せずに欠陥の 有無を判定する事を目的とし超音波探傷法を用いた非 破壊解析装置の解析を行った. 86

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