応用課程 開発課題20周年史
関東職業能力開発大学校 第24回 ポリテックビジョン in 栃木 42 多機能型アシストロボットの開発 ~重量型台車運搬用~ グループ1 生産機械システム技術科 ○橋本 健太郎 荒川 凌冴 清川 正敏 水越 太一 生産電気システム技術科 市原 大幹 秋元 大雅 柴山 拓也 増渕 弘樹 峯山 大輝 生産電子情報システム技術科 杉田 楊平 原田 憲 山下 裕輝 鷲尾 優佑 和地 晃史 和知 秀悟 1 .はじめに A 社では,図 1 に示すような自動車の製造に必要な 重量部品を作業場へ運搬する必要があるが,「重過ぎて 運搬できない」,「1回で運びきれない」「作業が忙しく, 運搬に手が回らない」等の問題がある. そこで,これらの問題を解決するために「助力」,「追 従」,「自走」の機能を有した多機能型アシストロボッ トの開発テーマを頂いた.助力とは重量物を載せた台 車を一人で簡単に押せるように支援する機能,追従と は人や前の台車についていく機能,自走とは磁気テー プ上を自動で走行する機能である. 図 1 A 社で現在使用されている台車 2.開発目標 A 社からの要求仕様と開発目標を表 1 に示す. 表 1 開発目標 3.装置の概要 多機能型アシストロボットの機能として助力,追従, 自走の3つがある.これらの機能の切り替えをタブレ ット端末により行っている.また,装置の手元部分に 取り付けられているタッチパネルによっても機能の切 り替えが可能である.今回使用する台車は,自らが作 成しキャスターに重量用のものを使用することで,よ り軽く運搬できる台車を製作した.製作した台車を 図 2(a) , 多機能型アシストロボットを図 2(b) に示す. (a) 台車 (b) 多機能型アシストロボット 図 2 装置の外観 全体のブロック図を図 3 に示す. RX621 マイコン を使用し各種センサの値と Raspberry Pi からの信号 を受け取り,モータドライバを介して 2 つのモータを 制御している. 図 3 全体のブロック図 4 機能 4 . 1 助力 助力は図 4 の装置にある取手部分に取り付けてある ロードセルを使用し,機能を実現している. 左右にロ 生産システム技術系 開発課題 42
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