応用課程 開発課題20周年史

112 2016 年度 開発課題(生産システム技術系) グループ1 「メルシート材」の自動ピッキング装置の開発 指導教員 永野 善己 永松 将貴 浅野 博 本開発課題で扱う「メルシート材」とは,自動車 の防音・防振を目的に車体に貼付けるものである. 現在,貼付けは手作業で行われており,車種により 必要なメルシート材 7~9 枚を作業者が棚の中のケ ースからピッキングし,貼付けている.そのため, ヒューマンエラーが発生することがあり,改善が必 要とされている.そこで,ピッキングを自動化し, エラーの低減および作業効率の向上を目的にした装 置開発テーマを A 社から頂き取組んだ. グループ2 水温管理システムのための自動追尾型太陽光発電システムの開発 指導教員 小島 篤 佐々木 英世 永野 秀浩 現在,依頼元の研究センターでは,食用海藻の養 殖の研究を行っている.養殖には,水温を一定に保 つ水温管理システムが必要とされる.養殖場所は, 電源がない海岸や砂漠などが想定されている.そこ で水温管理システムを稼働するための独立型電源シ ステムの開発を依頼された.私たちは,安全,無人 稼働,かつ自然エネルギーを利用した自動追尾型太 陽光発電システムの開発を行なった. グループ3 唐辛子の自動ヘタ取り装置の開発 指導教員 中村 正美 中澤 直樹 岩崎 浩文 昨年に引き続き,大田原市の吉岡食品工業株式 会社からテーマをいただいて開発を行うこととな った.現状は唐辛子農家の方が手作業でヘタ取り を行っているが,人手不足や作業者の高齢化によ って生産量が減少している.そこで,ヘタ取りの 工程を自動化することで唐辛子の生産量を向上さ せ,再び大田原市を日本一の生産地にすることが 本課題の目的である. 112

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