応用課程 開発課題20周年史

110 2015年度 開発課題(生産システム技術系) グループ1 銀杏の判別・箱詰め装置の開発 指導教員 小島 篤 矢野 牧人 浅野 博 茨城県つくば市にある紫峰銀杏組合では殻を割った A 級品の銀杏のみを木箱に箱詰めして,出荷している. 出荷までの工程は殻割り,品質判定(A 級,B 級),大き さ判別(2L~5L),箱詰めの流れとなっている.しかし, 作業者の高齢化に伴う人材確保や人件費によるコスト 高が問題となっている.今年度は最終工程となる箱詰め 部の装置開発を依頼された.昨年度装置と本装置を,連 携させ,銀杏の出荷作業の全工程を自動化する.それに より,作業者の負担を減らすことを目的とする. グループ2A 走行性を高めた探索用スキューロボットの開発 指導教員 小林 崇 井原 孝洋 扇浦 純一郎 災害時の救助活動で重要とされることは,生存者を探索 することであり,迅速かつ正確な探索活動が要求される.そ こでレスキューロボットを運用することで二次災害を防 ぎ,探索活動を迅速かつ正確に行うことができると考えら れる.一昨年度に開発したが,探索時間に時間を要してしま う,走行時に軸ズレが生じるという問題点を解消するため にロボットを改良するとともに,新たな機能を追加し,より 実用性のあるレスキューロボットの開発を行うことにした. グループ2B 探索型レスキューロボットの開発 指導教員 永野 善己 永松 将貴 中村 聡 災害現場では迅速な要救助者の発見が求められる一 方,救助者の二次災害が発生するリスクがある.そこで レスキューロボットを運用することによって二次災害 を防ぎ要救助者の早期発見につなげることができる.そ こで機能は限定されるが安価で小型な運搬しやすいレ スキューロボットがあれば,実際の現場で活躍できると 考え,開発を行うことにした. 110

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