応用課程 開発課題20周年史

106 2013年度 開発課題(生産システム技術系) グループ1 銀杏の自動殻剥き機の開発 指導教員 小島 篤 柴田 清孝 本テーマは,茨城県つくば市にある紫峰銀杏組 合からの依頼である.組合では,銀杏の殻を剥い て市場に出荷している.現在,剥き師が手作業に よって銀杏の殻を剥いているが,生産途中で傷や へこみができたり,甘皮が剥けた不良品のものが できてしまう.そこで,この開発課題を通して上 記の問題を解決できる装置を製作し,地域への社 会貢献を目指す. グループ2 ジャム用いちごのヘタ除去装置の開発 指導教員 伊藤 昌樹 青木 亮二 岩崎 浩文 依頼企業では現在,生産したいちごをジャム等に加工 しており,加工前処理作業のいちごのヘタ除去に係る人 件費に悩んでいる.一方で,ジャムに使われるいちごは 均一ではない不揃いな形,大きさであり,完熟度が高い ため,いちごのヘタ除去作業の機械化を困難にしている. そこで今回,手作業で行われているジャム用のいちごの ヘタを除去する「ジャム用いちごのヘタ除去装置」の開 発を行うことで人件費の圧縮並びに作業の自動化に寄与 したい. グループ3 コンプレッサホイール外観検査装置の開発 指導教員 大澤 剛 中村 聡 加部 通明 現在 U 社ではコンプレッサホイールの傷判別 を目視で行っているが,人件費がかかり,作業 員の負担が大きいことなどの問題がある.そこ で本校へ不良を自動判別する検査装置を製作し てほしいという依頼があった.私たちは,U 社 の要望と 1 年目のテーマであるということを加 味して,検査対象は 1 種類のみ,タクトタイム は目視検査と同じ 15s と設定した. 106

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