応用課程 開発課題20周年史

103 グループ4 樹脂成形部品の検査・修正装置の開発 指導教員 山下 忠 安保 潔 浅野 博 A 社では,2 つのパーツを組み合わせた樹脂成型部品 を製造している.部品は製造過程で入りすぎ,分離の不 良品が発生する.A 社では,現在この検査を目視で行っ ており,自動検査装置の開発を昨年度依頼され,継続し て取り組んだ.今年度は,開発段階で,1 部の不良品(修 正可能品)は組み合わせ寸法を修正することにより,修 正済良品として扱えることが分かった.そこで,今年度 は,リサイクルを意識し,修正可能品を修正済良品とす る機構を加えた自動検査・修正装置の開発を行った. グループ5 自動点字刻印機の開発 指導教員 伊藤 昌樹 菅野 金一 青木 亮二 舟本 誠 大手印刷企業である T 社から「容器用プラスチッ クシートに点字を打つ装置の開発」との依頼があり, 今回我々は,自動点字刻印機を開発することになっ た.製品についての情報をシートに点字刻印するこ とは,視覚障がい者にとっての利便性を高めること になる. グループ6 車載カメラの姿勢補正装置の開発 指導教員 大澤 剛 陣内 望 茅野 昌明 依頼企業は,車輌で道路を走行中にカメラから静止画像を取得し,その画像を距離計測や 課税基礎資料調査・観光事業用などに使用している.しかし,電柱や塀などの垂直方向の計 測においては最大数十 cm の誤差が生じている.走行中のカメラ姿勢の変動を補正する装置 が必要となり,当校に開発の依頼があった.姿 勢補正をかける装置を距離計測用とし,水平維 持と防振に重点をおいて開発することにした. 他に観光事業用装置としてカメラの視点が撮 影したい方向に動く装置の開発と取得画像処 理用のソフトウェア開発も依頼された. 103

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