応用課程 開発課題20周年史

102 2011年度 開発課題(生産システム技術系) グループ1 ニンニク鱗片のヘタ切除装置の開発 指導教員 小島 篤 野村 征司 浅野 博 ニンニクの加工は,鱗片に分ける作業は機械化さ れているが,ヘタを切除する作業は機械化されてな く,手作業で行われている.ヘタ切除装置の開発を 依頼された.今年度は,昨年度の装置の問題点を分 析し,大量投入からヘタ切除までを完全に機械化さ せることを目指した.更なるニンニク業界の発展に 貢献したいと考え,課題に取り組んだ. グループ2 ストライカー自動検査装置の開発 指導教員 神野 豊 中村 聡 日浦 優 依頼企業は,自動車のドアロック部品であるストライカーを製造している.このストライ カーは,アームとベースの 2 つの部品をかしめ ... ることで製造されるが,ごくまれに接合部な どで不良が発生している.工場における製品検査は, 人手による視覚検査と聴覚検査で行っている.こう した官能検査では,良否判定にばらつきがあること が懸念される.また,聴覚検査においては発生する音 が高音で,難聴などの影響を人体に与えると考えら れる.これらの問題を解決するため,ストライカー自 動検査装置を開発することにした. グループ3 マイクロマシニングセンターの開発 指導教員 伊藤 昌樹 青木 亮二 加部 通明 近年,微細加工技術の高度化に伴い製品の精密化が 進展し,マイクロマシンの実現を目指す動きが世界中 に広まっている.マイクロマシンを使用し製作物の小 型化により消費電力,材料等の使用が極めて少なく環 境問題も含め近未来に必要な産業技術である.そのた め,マイクロマシニングセンター(Micro Machining Center)を開発することにした. 102

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