応用課程 開発課題20周年史

100 2010年度 開発課題(生産システム技術系) グループ1 樹脂成形部品の自動選別装置の開発 指導教員 藤田 秀樹 安保 潔 茅野 昌明 Y 社では,2つのパーツを組み合わせた部品を製造して いる.パーツの入り具合により,入りすぎ,入り不良とい った不良品が発生している.現在,Y 社ではこれらの不良 品検査を目視で行っており,昨年度,自動で検査を行う装 置を依頼され開発に取り組んだ.しかし,昨年度開発した 装置には,問題点があり,新しい構想で検査装置を開発す ることにした. グループ2 応用課程技能競技型課題の開発 指導教員 大澤 剛 陣内 望 舟本 誠 開発課題のテーマによっては,3 科の技術的要素に偏りが あり,本当に取組みたい技術に挑戦できないケースがあっ た.そこで,3 科の技能・技術をバランスよく活かせ,習得 した基本要素を積み上げながら,応用することができ,他の 大学校と技能を競い合うことができる課題を昨年度から検 討・開発した.昨年度の課題の問題点を改善し,より完成さ れた競技課題を開発することを目標とした.また,今回は東 海能開大と協同で課題を検討・開発し,競技としてのトライ アルを行っている. グループ3 ニンニク鱗片のヘタ切除装置の開発 指導教員 小島 篤 野村 征司 浅野 博 むきニンニクを加工し販売している企業ではニンニクの加工において,鱗片に分ける作 業は機械化されているが,鱗片のヘタの切除は手作業によって行われている.手作業なの で生産効率が悪く,また輸送によるコストの増加 や出荷までに時間がかかり,鮮度・コスト・食の 安全上,好ましくない.そこで,この企業からの 提案で鱗片のヘタを切除する作業を機械化し,生 産性の向上や作業者の負担を軽減する装置を開発 することにした. 100

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