アナログ電子回路の設計・製作に関する技能及び関連知識を習得します。
組込みマイコン技術科のご案内
- 訓練の概要(訓練により習得できる技能)
- 受講要件
- 受講料
- 受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
- 訓練に関する職種と仕事内容
- 就職率
- 修了生の主な就職先
- 賃金情報
- 訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
- 訓練修了時に取得できる資格
- 任意に取得できる資格
- 就職後のスキルアップ
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
ハード・ソフトの両面からマイコンによる制御技術を学びます。
訓練全体の目標人材像(訓練目標)
- プログラマブルコントローラによる自動化システムの制御ができる。
- 電気機器、制御機器の取り扱い及び保全ができる。
(下記写真の訓練課題例参照)

訓練課題例

訓練課題例
総訓練時間
- 672時間
訓練到達目標
1.「アナログ電子回路設計製作」

2.「デジタル回路設計」

PLDを用いたデジタル回路設計、論理回路設計の基本、ハードウェア設計記述言語によるプログラミングを習得します。
3.「ネットワーク機器開発」

インターネット、ネットワークに関する基本、マイコンを使用した組込みネットワーク機器の設計・製作に関する関連知識を習得します。
4.「組込み開発のためのC言語プログラミング」

C言語の制御文と開発効率の良いプログラミング手法について習得します。
5.「マイコン周辺回路とプログラミング」

マイコンの構造、周辺回路の理解とマイコンの制御方法、プログラミング言語の活用法などを習得します。
6.「マイコンロボット制作」

回路図CAD基盤設計、ハンダ付けを学び、マイコンを用いた関連ロボットの設計・製作を行います。
受講要件
過去の当該訓練分野の経験
- 特に必要ありません。
事前に習得していることが望ましいスキル
- パソコンを使用しますので、パソコンの基本操作(起動・終了、ワープロソフト、表計算ソフトなど)を習得していることで、さらに訓練効果が期待できます。
各訓練科共通要件
- 訓練に関連する職種への就職を希望している方
- 訓練を受講することに熱意を有している方
- 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
- 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態・受講態度等)
受講料
無料です。ただし作業服、教科書代等(約20,000円程度)については、実費負担となります。
受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
当該訓練分野の経験が無い方でも、下記のような関連職種に就職されています。
(前職) (修了後の職種)
サービス業 → システム開発
運送業 → 制御盤作成
販売 → 情報通信業
営業 → 電気工事業
訓練に関する職種と仕事内容
主な職種名
電気・電子技術者
電気・電子技術者の仕事
電気機械器具製造業、電気設備管理業等において電気設備・電気機器組み立てとその制御回路の設計および配線を行います。
各種生産工場の製造部門、自動化技術部門で使用される自動機械の開発・設計や管理・保守を行います。
職種(電気・電子技術者)との相性(こんな方に向いている!)
- 新しい技術に興味と関心を持ち、自ら課題を見つけ自ら解決する意欲がある方
- 周囲と協力して目標に向かって努力することができる方
訓練により就職可能な主な仕事
- 制御回路設計
- 電気制御設備の保守管理
- 組込みシステム開発
求人票に記載されている職種名
電気制御設計、シーケンサ制御技術者、自動制御装置保守、ハードウェア設計エンジニア、組込・制御エンジニア
就職後の仕事例(求人票より)
- 生産工場での自動制御設計・製作・保守等
- 製造業自動化現場の設備保全、設備改善
- 制御盤の電気回路設計
- マイコンを使用した電子回路の設計
就職率
新設科のため、実績はありません。
修了者の主な就職先例(旧ファクトリーオートメーション技術科)
- 和興産業(株)(生産技術)
- 国産電気(株)(生産技術)
- (株)杉山製作所(生産技術)
- (株)豊田電気製作所(制御盤制作) など
賃金情報
修了者の採用時の賃金(給与総支給額)実績
約10万円から28万円
訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
電気・シーケンス制御の知識や自動化機器の製作、シーケンサ(PC)の知識を活かし、シーケンサ技術者として生産工場のラインを管理します。
就職先の仕事内容によって異なりますが、訓練で習得した技能・技術と実務経験、OJTにより企業が期待する仕事ができるようになります。
訓練修了時に取得できる資格
なし
任意に習得できる資格
訓練期間中に受講者の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。
(※但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)
基本情報技術者試験
情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ」までを対象とした資格です。
※別ウィンドウで(独)情報処理推進機構のホームページが開きます。
就職後のスキルアップ
就職後も、当センターで実施しています短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料)) を受講することで、さらにスキルを向上させることができます。当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。