S014:測定データの活用技術(QC編) ~原理とデータの実践的な展開とリーダー育成のために~

コース概要

コース名 測定データの活用技術(QC編) ~原理とデータの実践的な展開とリーダー育成のために~
コース番号 S014A
訓練日程 平成29年8月22日(火)~24日(木)
実施時間帯 9時15分~16時00分 (昼休み:11時45分~12時30分)
日数(時間) 3日間(18時間)
概要 製造業における部品加工や検査等の効率化・最適化するために必要な検査工程管理作業における統計的データ解析技術と問題発見技法を習得します。また、得られた測定データから問題点を抽出し、それらを業務改善に活かすポイントを習得します。品質管理の概論について、品質管理の重要性と期待される効果を実務に即した例を取り、基礎的な考え方とその活用法を習得します。管理図の実践的使用方法、推定と検定、工程能力指数の統計的紹介とその活用方法を学びます。データ入力の自動化(自動計測)導入のメリットや実際の計算シート例等をご紹介します。
対象者 製造業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う方、またはその候補となる方
定員 10名
受講料 11,000円
使用機器等
持参品 電卓(ルート機能付き)、定規(約15㎝以上)、鉛筆またはシャープペン、消しゴム
備考(講師) 部外講師(経営学修士/経営コンサルタント)
実施場所 ポリテクセンター埼玉

コース内容

教科項目 内容
1.品質管理概論 (1)品質管理の重要性と期待される効果
(2)業務の生産性及び品質改善・向上に対する考え方
(3)統計学と品質管理
2.製造業における統計解析手法の概要 (1)製造業務における品質管理データ処理と統計解析手法
(2)記述統計と推測統計
3.統計解析と解析結果からの問題発見実習 (1)品質管理評価データの標準化
(2)品質管理データに関する相関分析と問題発見実習
 イ.平均値、標準偏差、分散散布図を活用した問題発見
 ロ.共分散、相関関係を活用した問題発見
 ハ.度数分布表、ヒストグラム サンプリング法等を活用した問題発見
4.管理図を用いた製造工程の管理 (1)管理図の種類と用途
(2)管理図の作成方法
(3)管理図の見方と製造工程の問題発見
5.工程能力とその活用 (1)工程能力指数の意味と理想的工程能力指数
(2)工程能力指数による製造工程の問題発見
6.旋盤加工部品の寸法値に対する検定と推定の実習 (1)実習課題「旋盤加工部品の直径データを対象とした推定と検定」
 イ.旋盤加工部品の直径寸法等に対する推定・検定
 ロ.製品精度、製品不良率の推定・検定
  ①統計的検定
  ②母平均・母比率・母分散に関する推定と検定
  ③母平均の差、母比率の差、母分散の比に関する検定
7.旋盤加工部品の測定に対する自動化とデータ処理の実習 (1)データ入力の自動化(自動計測)導入のメリット・必要性
(2)自動計測演習(VBAによる自動計測プログラム作成実習)
  マイクロメータによる外径寸法の自動計測
8.総合実習課題とまとめ (1)訓練コース内容のまとめ及び質疑応答
(2)講評・評価
関連コース
レベルアップコース