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ものづくりロボット技術科(訓練期間7ヶ月)のご案内

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

 ロボットには自立歩行する人型ロボットから人間の代わりに作業を行う産業用ロボット、家庭用のお掃除ロボットまでさまざまなものがあります。その中でもっとも多く利用されているのが、製造現場向けの「産業用ロボット」です。
 近年、産業用ロボットの普及により、生産ライン上の作業は「人」から「ロボット」、「人とロボットの協働作業」へと発展してきています。さらにIoT技術の普及、AI(人工知能)の実用化など状況は日々刻々と変化しています。アフターコロナでは、生産活動における3密回避や自動化ニーズの高まりもあり、産業用ロボットの需要はますます重要視され、技術者の育成が急務となっています。
 当科では、産業用ロボットに関わる各種周辺機器等の制御に関する技能・技術を習得します。

訓練全体の仕上がり像(訓練目標)

訓練内課題例1

訓練内課題例1

訓練内課題例2

訓練内課題例2

訓練内容紹介動画(3分4秒 47.5MByte)

訓練到達目標

1.導入講習

将来の働き方のキャリアビジョン(自分のありたい姿・理想)や訓練志望動機を再確認しながら、就職活動や訓練受講に必要なビジネスマナーやパソコン操作及びコミュニケーション能力等の基礎的能力を習得します。

導入講習

2.電気工事

電気に関する基礎知識を学び、電気工事に必要な技能・技術を習得します。また、訓練を受講することで「低圧電気取扱業務に係る特別教育」修了証が発行されます。

電気工事

3.有接点シーケンス制御技術

電気制御において最も重要な「シーケンス制御」に関する基礎知識を学び、電気配線技法、モータ制御、電気保全(トラブル処理)等についての技能・技術を習得します。

有接点シーケンス制御技術応用

4.PLC制御技術

自動化設備には不可欠なPLC(工業用コンピュータ)を用いた各種負荷(モータ、空気圧機器等)の制御手法及びタッチパネル画面作成、ネットワーク構築等についての技能・技術を習得します。

PLC制御技術

5.CAD製図、制御盤設計・製作技術

AutoCADの基本操作を学び、制御盤の仕様作成から設計、製作、マニュアル作成までの一連の作業に係る技能・技術を習得します。

CAD製図、制御盤設計・製作技術

6.産業用ロボット制御技術

産業用ロボットの基本操作を学び、教示手法、ロボットプログラム作成、パソコンによるシミュレーションを通して産業用ロボット制御に関する技能・技術を習得します。訓練を受講することで「産業用ロボットの教示等に係る特別教育」修了証が発行されます。

産業用ロボット制御技術

7.自動化システム設計・製作技術

自動化システムの設計・製作に係る総合的な技能・技術を習得します。グループ毎にテーマを企画・立案し、それに基づいて設計・製作を行います。最後に成果発表を実施します。

自動化システム設計・製作技術

受講要件

過去の実務経験

  • 特になし

事前に習得していることが望ましいスキル

  • 基本的なパソコンスキル(Windows の基本操作、Word・Excelでの文字入力)を持っていること。

各訓練科共通要件

  1. 現在、積極的に就職活動をしている方
  2. 訓練期間中も、積極的に就職活動を持続できる方
  3. 希望訓練コース内容を充分理解し、自分の職歴等も加味して具体的に再就職をイメージしている方
  4. 全日程を受講することができる方
  5. 公共職業安定所長の受講指示、受講推薦、支援指示を受けることのできる方

※訓練を受講するためには上記(1)~(5)の要件に加え、「受講者選考」を受け合格する必要があります。

(「受講者選考」については「 応募から訓練開始までの手続の流れ 」をご覧ください。)

※以下の1~3に該当する方は受講できません。

  1. 訓練開始日及び訓練期間中に在職中の方
  2. 他の公共職業訓練又は求職者支援訓練を受講修了後、1年以内の方
  3. 過去1年以内に受講された公共職業訓練又は求職者支援訓練を正当な理由なく中途で辞められた方

受講料

無料です。ただし、教科書代等(約8,000円)については、実費負担となります。また、作業服(上着)が別途必要となりますので、各自でご準備ください(詳細は「費用について」をご参照ください)。

受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種

ものづくりロボット技術科で訓練を受講し、以下のような関連する職種に就職された方がいます。

(前職)       (修了後の職種)
機械設計     →  自動機組立・配線
電気工事士    →  制御設計プログラマ
販売員      →  ロボット設備の保守
保険セールス   →  電気設計

訓練に関する職種と仕事内容

一般的な職種名

自動化システム設計・製作・調整・保守

仕事の内容

工場内で使用される生産設備の自動化や省力化、生産指示、情報の配信システム構築、制御盤設計・製作・据え付け及び配線工事などの業務が主な仕事です。

職種との相性(こんな方に向いている。)

  • 製造業における「ものづくり」に興味のある方
  • 「ロボット」に興味のある方
  • 自動化設備設計という仕事に就きたいという強い気持ちを持っている方
  • 難しい訓練内容でも、がむしゃらについていこうという強い精神力(気持ち)を持った方

訓練により就職可能な主な仕事

  • 制御盤設計・製作
  • 電気配線工事
  • 自動化システム組立・調整・保守
  • ロボットシステムインテグレータ
  • シーケンス制御回路設計
  • 生産設備保全(電気系)
  • 制御分野における技術営業等

求人票に記載されている職種名

  • 電気制御技術者
  • 電気設計、制御設計、シーケンス回路設計
  • 制御盤設計・製作
  • PLC(ラダー)プログラマ
  • システムインテグレータ
  • 電気系設備保全
  • 電気配線工事

就職率

76.5%(令和2年度実績)

賃金情報

 

職業

年齢

きまって支給する現金給与額

電気工

35.5才

392.7千円

重電機器組立工

52.7才

253.2千円

出展 厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査 都道府県別第2表 大阪」令和2年9月発表

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

訓練で習得した技能・技術を活かし、自動化システムの電気設計、PLCのプログラミング、製作、調整、保守等に従事することができます。またネットワーク技術を活かし、設備の生産管理、品質管理に繋げることもできます。

訓練中に取得可能な資格

低圧電気取扱業務に係る特別教育修了証
産業用ロボットの教示等の業務に係る特別教育修了証
※ただし、所定時間の訓練を受講することにより発行されます。

任意に取得できる資格

訓練で習得した技術を活かして、任意に受検して取得できる資格の一例です。
※ただし、合格を保証するものではありません。また、資格の詳細については各実施機関へお問い合わせ下さい。

電気機器組立て(シーケンス制御作業)

※電気機器組立ての技能検定には1級~3級があります。シーケンス制御作業は、負荷装置を指示された仕様に基づいて配線作業を行い回路を完成させた後、プログラマブルコントローラ(PLC)にプログラムを入力し作動させる試験です。

[各都道府県職業能力開発協会] (別ウィンドウで開きます)

機械保全(電気系保全作業)

※機械保全の技能検定には1級~3級があります。電気系保全作業は、各種機械設備の自動制御装置の電気系を中心とした点検・修理等の保全作業です。

[各都道府県職業能力開発協会] (別ウィンドウで開きます)

※技能検定は、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」です。技能検定は、技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、職業能力開発促進法第44条の規定に基づき実施されています。
技能検定に合格した者には、合格証書が交付されます。また、合格した者は「技能士」と称することができます。

第二種電気工事士

一般住宅や小規模な店舗、事業所などのように、電力会社から低圧(600ボルト以下)で受電する場所の配線や電気使用設備等の一般用電気工作物の電気工事の作業に従事することができます。

[(財)電気技術者試験センター] (別ウィンドウで開きます)

ロボットシステムインテグレータ検定

ロボットシステムインテグレーション(ロボットSI)を行う上で必要な知識の習得レベル・技術の修熱レベルを測定するための検定試験です。FA・ロボットシステムインテグレータ協会の実施するロボットSI育成プログラムの一環として実施しています。
ロボットSI検定に合格すると、認定カードが発行されます。また、各級に応じた称号が付与され、称号ロゴを名刺等に掲載することが可能となります。

就職後のスキルアップ

就職後は、就職先の実務経験を活かしながら、当センターで実施している短期間の在職者向けの職業訓練(能力開発セミナー(有料))を受講することにより、さらなるスキルの向上を目指すことができます。

当センターでは、各種 在職者向け職業訓練 を用意しておりますので、お気軽に 事業課 までご相談ください。
 

お問い合わせ先

指導課 受講者係

TEL

06-6383-9711

FAX

06-6383-0961

E-Mail

kansai-poly02@jeed.go.jp

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