本文です
トップへ戻る
グローバルメニューへ

求職者の方へ

CAD/NC技術科(企業実習付)(訓練期間6ヶ月)のご案内

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

 本コースは、日本版デュアルシステム訓練として当センター内で行う訓練と18日間の企業実習を組み合わせて実施する概ね55歳未満の方を対象とした訓練カリキュラムです。
 工作機械を使って金属を加工する方法は色々あります。例えば、刃物を使って削る切削加工、材料を変形させる塑性加工、材料を接合する付加加工です。本コースでは、切削加工を中心に、「ものづくり」に必要な基盤技術および関連知識の習得を目指します。
 切削加工では、図面に指示されている情報(要求)を読み取り、使用する工作機械や加工の諸条件などを決定する必要があります。その後、要求された形状・精度・表面状態に加工します。その際、少量生産の場合は、人の手によって加工する汎用工作機械が使用され、大量生産の場合は、形状や加工の諸条件を数値化したプログラムによって自動的に加工するNC工作機械が使用されます。
 本コースでは、機械製図、2次元CAD、3次元CAD、汎用工作機械(普通旋盤、フライス盤)およびNC工作機械(NC旋盤、マシニングセンタ)に関する基本的な技術・知識の習得を目指します。また、企業実習によって、生産工程で必要な技術・技能・関連知識を習得し、フォローアップ訓練によって更なる基盤技術および関連知識の習得を目指します。

訓練全体の仕上がり像(訓練目標)

  • 製図規格を正しく理解し、機械図面の読図ができる。また、2次元CADによる図面作成および3次元CADによるモデリングができる。
  • 切削理論に基づいた技能・技術を基礎から理解し、旋盤・フライス盤などの汎用工作機械およびNC旋盤・マシニングセンタなどのNC工作機械を用いた機械部品の加工ができる。
訓練課題例1

訓練課題例1

訓練課題例2

訓練課題例2

訓練到達目標

1.機械製図基本

手描き作業や各種演習を通じて、最新JISに基づく機械図面の知識を習得します。製造現場の様々な部門で図面の読図は必須です。

機械製図基本

2.2次元CAD

企業でも多く使われているAutoCAD®を使用します。基本から応用の操作を習得して、部品図や組立図の作成をします。図面の作成や修正に使われるデジタルツールの一つです。

2次元CAD

3.3次元CAD

SOLIDWORKS®を使用します。基本から応用の操作を習得して、立体モデルを作成し、簡単なシミュレーションを学びます。新製品開発や流用設計などで使われるデジタルツールの一つです。

3次元CAD

4.普通旋盤、NC旋盤

円筒形状の機械部品を製作する技能・技術を習得します。手動で加工する普通旋盤と、自動で加工するNC旋盤の基礎知識、プログラミング手法及び加工作業に関する技能及び知識を習得します。

NC旋盤作業

5.フライス盤、マシニングセンタ

ブロック形状部品を製作する技能・技術を習得します。手動で加工するフライス盤と、自動で加工するマシニングセンタの基礎知識、プログラミング手法及び加工作業に関する技能及び知識を習得します。

マシニングセンタ作業

6.企業実習

企業内の生産現場における切削加工実習やCADによる設計補助実習により、生産工程で必要な技能・技術及び関連知識を習得します。

7.フォローアップ

企業実習における課題や疑問点について解決を図り、実務における問題解決の手法を習得します。更に技量不足の点や他に習得すべき事柄などについて訓練を行います。

受講要件

年齢・性別

  • 概ね55歳未満の方

過去の機械加工の経験

  • 特になし

事前に習得していることが望ましいスキル

  • 基本的なパソコンスキル(Windows の基本操作、Word・Excelでの文字入力)を持っていること。

各訓練科共通要件

  • 【1】現在、積極的に就職活動をしている方
  • 【2】訓練期間中も、積極的に就職活動を持続できる方
  • 【3】希望訓練コース内容を充分理解し、自分の職歴等も加味して具体的に再就職をイメージ
       している方
  • 【4】全日程を受講することができる方
  • 【5】公共職業安定所長の受講指示、受講推薦、支援指示を受けることのできる方

※訓練を受講するためには上記【1】~【5】の要件に加え、「受講者選考」を受け合格する必要があります。

(「受講者選考」については「 応募から訓練開始までの手続の流れ 」をご覧ください。)

※以下の1~3に該当する方は受講できません。

  1. 訓練開始日及び訓練期間中に在職中の方
  2. 他の公共職業訓練又は求職者支援訓練を受講修了後、1年以内の方
  3. 過去1年以内に受講された公共職業訓練又は求職者支援訓練を正当な理由なく中途で辞められた方

受講料

無料です。ただし、教科書代・保険代(約12,500円)については、実費負担となります(企業実習付コースは必ず職業訓練性総合保険に加入していただきます)。
また、作業服等(上着、ズボン、作業帽、安全靴)が必要となりますので、各自でご準備ください(詳細は「費用について」をご参照ください)。

受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種

CAD/NC技術科で訓練を受講し、以下のような関連する職種に就職された方がいます。

(前職)       (修了後の職種)
営業       → マシニングセンタやNC旋盤を中心とした機械部品加工及びNCプログラム
           の作成
事務       → 汎用旋盤やフライス盤を中心とした金属加工
物流(運送関係) → 機械組立及びメンテナンス
派遣       → 金型加工

訓練に関する職種と仕事内容

一般的な職種名

  • 機械組立工
  • NC旋盤工
  • マシニングセンター・オペレーター
  • CADオペレータ
  • CADトレース工

仕事の内容

原動機・工作機械・農業用機械・建設用機械・紡績機械・織物機械・印刷機械・事務用機械器具などの各種の機械器具(電気機械器具、輸送機械及び計量計測機器・光学機械器具を除く)の組立て・据付・調整の仕事に従事するものをいう。これらの作業に伴う部品の加工に従事するものも含まれる。(統計局 日本標準職業分類「一般機器器具組立作業者」より)

職種との相性(こんな方に向いている。)

  • ものづくりが好きな人
  • 最後まであきらめずやり遂げる人
  • ものごとに挑戦し努力する人

訓練により就職可能な主な仕事

  • 機械加工
  • 金型加工
  • マシニングセンタオペレーター
  • NC旋盤オペレーター
  • CADオペレータ(2次元・3次元)

求人票に記載されている職種名

  • 機械加工技能者
  • NC工作機械オペレータ
  • 金型製作
  • 金属加工
  • 生産技術
  • 機械技術者
  • 機械メンテナンス
  • 生産技能職
  • 製造職
  • 生産技術職
  • CADオペレータ

就職率

100%(令和3年度実績)

賃金情報

(大阪府 年収)
・機械設計技術者:619.2万円
・CADオペレータ:515.3万円
・NC工作機械オペレータ:461.7万円
・機械組立工:505.6万円
・検査工(工業製品):403万円
(出典:厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査)

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

佐藤精機株式会社 木全 氏(NC機械技術科 令和3年4月修了生)と同社常務取締役 村山 氏に、ポリテクセンター関西で実施した日本版デュアルシステム訓練について感想をお伺いしました。 ・・→続きを読む (265.26 KB)

 

任意に取得できる資格

訓練で習得した技術を活かして、任意に受検して取得できる資格の一例です。
※ただし、合格を保証するものではありません。また、資格の詳細については各実施機関へお問い合わせ下さい。

機械加工2級

就職後のスキルアップ

就職後は、就職先の実務経験を活かしながら、当センターで実施している短期間の在職者向けの職業訓練(能力開発セミナー(有料))を受講することにより、さらなるスキルの向上を目指すことができます。

当センターでは、各種 在職者向け職業訓練 を用意しておりますので、お気軽に 事業課 までご相談ください。
 

お問い合わせ先

指導課 受講者係

TEL

06-6383-9711

FAX

06-6383-0961

E-Mail

kansai-poly02@jeed.go.jp

ページの先頭へ
グローバルメニューへ戻る
本文へ戻る