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電気設備技術科(訓練期間6ヶ月)のご案内

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

 建物の中には電気設備をはじめ様々な設備があります。
 「建物」を"身体"に例えると、「設備」は、酸素を取り入れる肺、血液を循環させる心臓、食べ物を消化吸収する胃や腸などの"内臓"にあたります。また、外見が美しくても内臓が正常でなければ健康であるとは言えませんね。
 当科では、建物の電気設備(照明・コンセントなど)、空調設備(エアコン)、消防設備(煙感知器・発信器など)、通信設備(LAN、TV、光ファイバーなど)の設計・施工・保守管理に関する専門的な知識・技術が習得できます。また、高圧受電設備の保守点検や制御盤組立配線に関する知識・技術も併せて習得できます。
 電気に関する幅広い専門知識・技術を身につけ、再就職に向け一緒にチャレンジしてみませんか。

訓練全体(6ヵ月間)の仕上がり像(訓練目標)

  • 電気設備・通信設備・空調設備・消防設備にかかる工事や保守管理ができるようになること。
  • 配電盤・制御盤の組立配線や高圧受変電設備の保守点検ができるようになること。

制御盤製作実習風景

継電器試験実習風景(高圧受変電設備)

訓練到達目標

1.電気設備

電気理論を理解するとともに様々な電気設備の施工基準や法令を学び、住宅・店舗・ビル・工場等での各種電気設備工事にかかる設計・施工・保守点検に関する知識・技術を習得します。

電気設備

2.通信設備

高度情報化社会である現代では、通信設備は必要不可欠な設備です。LAN・TV・TEL・光ファイバー等の各種通信設備の構成・役割を学び、施工に関する知識・技術が習得できます。

通信設備

3.空調設備

快適な空気環境(温度・湿度・空気清浄)を供給する空調設備。ヒートポンプ技術を使用したエアコンの動作原理を理解し、施工(エアコンの据付け、取外し)・保守点検に関する知識・技術が習得できます。

空調設備

4.制御盤組立配線

製造ラインや空調設備などの自動化設備をコントロールする制御盤。制御回路の基礎や制御図面の見方等を学び、モーター制御等のリレーシーケンス制御回路に関する知識・技術が習得できます。また、ラダープログラムで制御するPLC制御の基礎も併せて習得できます。

制御盤組立配線

5.消防設備

建物の火災を検知しベルを鳴らして火災の発生を知らせる自動火災報知設備。消防設備の役割・機能、設置基準、関係法令等を学び、自動火災報知設備の設計・施工・点検に関する知識・技術が習得できます。

消防設備

6.高圧受変電設備

6,600Vの高圧電気を100Vや200Vの低圧に変換して、照明やモーターなどに電気を供給する高圧受変電設備。高圧設備の役割・機能を理解し、継電器試験等の各種検査方法に関する知識・技術が習得できます。

高圧受変電設備

受講要件

過去の実務経験

  • 特になし

事前に習得していることが望ましいスキル

  • 基本的なパソコンスキル(Windows の基本操作、Word・Excelでの文字入力)を持っていること。

各訓練科共通要件

  • 【1】現在、積極的に就職活動をしている方
  • 【2】訓練期間中も、積極的に就職活動を持続できる方
  • 【3】希望訓練コース内容を充分理解し、自分の職歴等も加味して具体的に再就職をイメージしている方
  • 【4】全日程を受講することができる方
  • 【5】公共職業安定所長の受講指示、受講推薦、支援指示を受けることのできる方

※訓練を受講するためには上記【1】~【5】の要件に加え、「受講者選考」を受け合格する必要があります。

(「受講者選考」については「 応募から訓練開始までの手続の流れ 」をご覧ください。)

※以下の1~3に該当する方は受講できません。

  1. 訓練開始日及び訓練期間中に在職中の方
  2. 他の公共職業訓練又は求職者支援訓練を受講修了後、1年以内の方
  3. 過去1年以内に受講された公共職業訓練又は求職者支援訓練を正当な理由なく中途で辞められた方

受講料

無料です。ただし、教科書代等(約4,000円)については、実費負担となります。
また、作業服(上着・ズボン・作業帽・安全靴)が別途必要となりますので、各自でご準備ください(詳細は「費用について」をご参照ください)。

受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種

電気設備技術科で訓練を受講し、以下のような関連する職種に就職された方がいます。

(前職)    (修了後の職種)
医療事務    → 電気工事
廃棄物処理   → 電気工事
調理士     → 施工管理(電気設備)
飲食料品卸売業 → 施工管理(電気設備)
印刷業     → 消防設備の保守点検
サービス業   → 消防設備の保守点検
飲食接客業    → ビル設備管理
倉庫作業員   → ビル設備管理

訓練に関する職種と仕事内容

一般的な職種名

  • 電気工事作業員
  • 電気・電子・通信機器等組立・修理
  • ビル設備管理員

    ※ハローワーク・インターネットサービス(職業分類逆引き)より

仕事の内容

電気工事作業者は、建物を建設するときに、電気の配線を行い、分電盤やコンセント、照明器具などを取り付けて、電気が使える状態を作ります。また、修理や修復工事も行います。設計図に基づいて、日程、人数、資材などの作業プランを立て、設計図を基に電線を通す配管と配線を作ります。木造建造物の場合は、天井や壁に主な配管を行い、そこからコンセントやスイッチに通じる配線を行います。作業は、災害の発生を防ぐための、安全法令や基準を守らなければなりません。通常、数人のグループで行われるため、相互のコミュニケーションが重要になります。また、現場では、天井裏や床下での作業、ビルの場合は高所での野外作業や、厳しい気象条件の中で行う場合もあります。キャリアアップしていくに従い、現場だけでなく、施工管理、設計、積算などの仕事もします。作業が終わると、誤りがないか確認や試験を行います。(私のしごと館 JOBJOBWORLD「電気工事作業者」より)

職種との相性(こんな方に向いている。)

  • 電気が好きで習得・就職意欲の高い方。

訓練により就職可能な主な仕事

  • 電気設備工事および施工管理(住宅・オフィス・工場など)
  • 通信設備工事(LAN、TV、TEL、光ファイバーなど)
  • 空調設備/消防設備工事
  • 配電盤/制御盤組立配線
  • 設備管理(オフィス・遊技場・工場内の電気設備など)
  • 保守保全(オフィス・遊技場・工場内の電気設備など)

求人票に記載されている職種名

  • 電気工事(電工、電気配線)
  • 電気工事施工管理、電気工事の現場管理
  • 電気通信工事(通信工事、通信工)、弱電工事
  • 空調設備工事、空調機械設備エンジニア、エアコン据付(エアコン取付)
  • 消防用設備等メンテナンス、消防設備点検
  • 配電盤・制御盤組立・配線・検査
  • 施設管理、設備管理、設備スタッフ、ビルメンテナンス、設備保守点検、メンテナンス作業員

就職率

92.5%(令和2年度実績)

賃金情報

職業 年齢 きまって支給する現金給与額
電気工 35.5才 392.7千円
重電機器組立工 52.7才 253.2千円

出展 厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査 都道府県別第2表 大阪」令和2年9月発表

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

訓練終了後は、電気設備・通信設備・消防設備・空調設備・高圧設備等での施工・施工管理・保守点検で活躍することが期待できます。
また、配電盤・制御盤の組立・配線・点検等の仕事にも従事できます。
 

任意に取得できる資格

訓練で習得した技術を活かして、任意に受検して取得できる資格の一例です。
※ただし、合格を保証するものではありません。また、資格の詳細については各実施機関へお問い合わせ下さい。

・第一種電気工事士

・第二種電気工事士

・消防設備士(甲種・乙種4類)

就職後のスキルアップ

就職後は、就職先の実務経験を活かしながら、当センターで実施している短期間の在職者向けの職業訓練(能力開発セミナー(有料))を受講することにより、さらなるスキルの向上を目指すことができます。

当センターでは、各種 在職者向け職業訓練 を用意しておりますので、お気軽に 事業課 までご相談ください。
 

お問い合わせ先

指導課 受講者係

TEL

06-6383-9711

FAX

06-6383-0961

E-Mail

kansai-poly02@jeed.go.jp

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