大学校の特色・特徴
専門課程と応用課程の教育訓練システム・プラン
近畿職業能力開発大学校では、産業界の変化に対応できる高度な知識と技術を兼ね備えたテクニシャン・エンジニアを育成します。
課程のイメージ
専門課程(1・2年)では、高等学校卒業者等を対象とし、必要な技能・技術を基礎から高度な段階まで体系的に習得します。修了後は応用課程へ進学又は就職します。
※1 メカトロニクス技術科については、修了後就職を目指します。
※2 応用課程へ進学の際に、試験があります。
応用課程(3・4年)では、より高度な技能・技術を習得し、併せて企画・開発力を身につけます。
大学院進学実績
- 鳴門教育大学大学院(平成24年1名、平成25年1名、平成30年1名)
- 上越教育大学大学院(平成26年1名)
- 京都情報大学院大学(令和3年1名)
- 大分大学大学院(令和5年1名)
- 北陸先端科学技術大学院大学(令和6年1名)
なお、上記のうち1名は大学院にて教員免許を取得した後、大阪府内の工科高校の教員に採用されました。また、進学先として職業能力開発総合大学校の「指導員養成課程」や「職業能力開発研究学域」があります。
科一覧
専門課程
- 1年次
- ものづくりに必要な基礎的な理論と、基本的な技能・技術を一体的に習得する。
- 2年次
- ものづくりに必要な高度な理論と技能・技術を習得し、生産現場に必要な実践力を身につける。
科名と定員
- 機械分野
- 生産機械技術科(生産技術科)※ 定員25名
- 電気分野
- 電気エネルギー制御科 定員25名
- 電子・情報分野
- 電子情報技術科 定員25名
- 建築分野
- 住居環境科 定員20名
※生産機械技術科(募集科名)の正式名称は生産技術科となります。
応用課程
- 3年次
- 専門分野の技能・技術を深めるとともに、関連する技能・技術を習得し、それらを活用する応用力を身につける。
- 4年次
- ワーキンググループ方式により、生産現場に密着した製品の開発から製作までの創造的・実践的なものづくり能力を身につける。
科名と定員
- 機械分野
- 生産機械システム技術科 定員25名 想定される職業 自動車関連、精密機械、ロボット、自動化機械などの製造業で、製品の企画開発、設計、生産技術
- 電気分野
- 生産電気システム技術科 定員20名 想定される職業 電気機器関連会社等での装置の設計や製造ラインの構築、倉庫・運輸関連会社におけるシステムの設計、管理、運用等
- 電子・情報分野
- 生産電子情報システム技術科 定員30名 想定される職業 情報通信機器製造業におけるハードウェア、ソフトウェア開発、情報セキュリティ業におけるシステム開発等
- 建築分野
- 建築施工システム技術料 定員25名 想定される職業 施工管理、施工技術、構造設計技術
近畿能開大Q&A
- 近畿職業能力開発大学校の特色はなんですか?
- 特色は色々ありますが、各科に共通するのは次の3点です。
- 各科20~30名という少人数で、学生と先生が膝を交える徹底したマン・ツー・マン教育訓練ですので、より高い教育訓練効果が得られます。
- 最新の充実した機器・設備が豊富に揃っていますので、十分時間をかけて機器の操作に習熟することができます。
- 実験・実習が半数程度を占めるカリキュラムで、実験・実習が重視されています。このため、理論と技能・技術を体系的に関連づけることができ、就職後に即戦力として活躍することができます。
- 学費はどのくらい?
- 年間約39万円です(別途入校料16万9千2百円)。
前期・後期の分割になっていますので半期では19万5千円になります。
このほかに教科書等の購入費がかかります。
詳しくは「学費」をご覧ください。 - 専門課程と応用課程はどう違うのですか?
- 専門課程は高校を卒業した方を対象とした2年間の課程で、製造部門のリーダーを養成することを目的にしています。
応用課程は専門課程を修了した後に進学する2年間の課程で、生産技術・生産管理部門のリーダーを養成することを目的としています。
専門課程修了後の就職と応用課程に進学して修了後の就職とを選択できます。 - 採用条件はどのようになりますか?
- 人事院規則等では、公務員試験(一部)や公務員としての採用時の待遇において、
専門課程修了で短期大学卒業、応用課程修了で4年制大学卒として扱うと記載されています。
なお、当校に求人をいただく民間企業においても、基本的には同等の扱いとなっております。