SDGs
黒糖カチ割り装置 アグリビジネス創出フェア2021 出展
全国の産学の機関が有する、農林水産・食品分野などの最新の研究成果を展示やプレゼンテーションなどで分かりやすく紹介し、研究機関間や研究機関と事業者との連携を促すことを目的とした、農林水産省が主催するアグリビジネス創出フェアに、昨年度当校の学生が開発した「黒糖カチ割り装置」を出展しました。
沖縄県浦添市の株式会社黒糖本舗垣乃花様は、黒糖を使った様々な商品を取り扱っており、多良間島などの離島から送られてきた30kgの黒糖ブロックを加工し、商品にしています。
カチ割り黒糖は、30kgの黒糖ブロックを手作業で短冊状に、さらに一口サイズの不揃いの大きさに加工しますが、カチ割り機の刃がむき出しで、手を切ったり挟んだりといった危険性があり、またハンドルを回す作業の負担が大きいのが現状です。
黒糖の商品と30Kgの黒糖ブロック |
手作業によるカチ割りの様子 |
株式会社黒糖本舗垣乃花様からの要望で、黒糖のカチ割り作業を自動化し、生産量および安全面の向上を図ることを目的として、「黒糖カチ割り装置の開発」を共同研究しました。完成した装置を今回、アグリビジネス創出フェア2021に出展することとしました。
黒糖カチ割り装置の外観と内部構造 |
仕 様 構 造 移動させるためキャスターと取手付き 寸 法 幅740 × 奥行505 × 高さ1080mm 保守性 機構が分解しやすく、水洗い可能な構造 稼働時間 連続4時間 生産量 手作業で行っていた生産量の4倍以上 |
アグリビジネス創出フェア2021は、11月24日~26日の3日間、東京ビッグサイト青海展示棟で開催されました。職員2名、学生2名(生産機械システム技術科 入嵩西月音さん、生産電気システム技術科 又吉克海さん)の4名でご来場のお客様に装置の説明を行いました。当校のブースには3日間で約200名を超える方々が見学されました。
また初日には高齢・障害・求職者雇用支援機構の湯浅理事長、輪島理事長代理が見学に来られ、学生からの装置開発の説明や装置のデモンストレーションをご覧になられました。
来場者に装置の説明をする入嵩西さん |
装置をご覧になる湯浅理事長と輪島理事長代理 |
理事長と理事長代理に説明する又吉さん |
右から湯浅理事長、入嵩西さん、平田指導員、久場指導員、又吉さん、輪島理事長代理 |
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。