応用課程 開発課題紹介

月桃の葉洗浄分離装置の開発

月桃の葉洗浄分離装置画像

本装置は、当校と企業が共同開発した装置で、「葉の洗浄装置」と「主脈分離装置」を開発しました。
畑で栽培された月桃には自然由来の汚れがあるため、「葉の洗浄装置」により自動洗浄を行います。また、葉の中心を通る主脈は葉全体の厚さと異なり、乾燥時間などで苦慮しています。
この主脈と葉を分ける作業は、簡易工具により手作業で行われていましたが、「主脈分離装置」により、安全かつ高能率に作業ができるようになりました。

ガストーチを利用した自動切断装置

ガストーチを利用した自動切断装置画像

本装置は、当校と企業が共同開発した装置で、鋼板加工に使用する切断装置です。穴あけやガス切断、プラズマ切断ができます。
これまで熟練工が手作業で行っていましたが、この装置を全自動で運転することで、複雑な形状も短時間で正確に切断できるようになり、熟練工8人分に匹敵する生産性を上げることができるようになりました。

三線皮張り装置の開発

三線皮張り装置の開発画像

左が端面用皮張り装置 右が側面用皮張り装置

三線皮張り装置の開発画像

本装置は、当校と企業が共同開発した装置で、職人の手作業で行われている三線の皮張りを機械で行う装置です。
皮張り作業の重労働を軽減し、熟練の技能を要した張り具合の調整を数値による可視化により、誰が張っても均質に張ることができます。また目標とする張り具合まで自動で行う機能を組み込んだことにより、他の作業と同時進行が可能となり、作業時間の短縮ができるようになりました。

水中・海洋ロボットの開発

水中・海洋ロボットの開発画像

AUV サーターアンダギー号

水中・海洋ロボットの開発画像

AUV ちぶるカスタムG号

水中・海洋ロボットは、水の中で動く走行ロボットで、自動走行型無人潜水機(AUV:Autonomous Underwater Vehicle)と、遠隔操作型潜水機(ROV:Remotely Operated Vehicle)があります。
製作成果を試す場として毎年新機体を製作し、「沖縄海洋ロボットコンペティション」に参加をしております。

2014年「沖縄海洋ロボットコンテストプレ大会」が開催され、最優秀賞を受賞しました。
翌年から毎年開催されることとなった「沖縄海洋ロボットコンペティション」では、コバルトブルーの海を舞台に既定の課題をクリアし、完全走破しました。AUV部門において6年連続で優勝しています。

海洋ロボットコンペティション画像

また2016年、JAMSTEC(独立行政法人海洋研究開発機構)の水深3メートルのプールで開催されました「水中ロボットコンテスト」では、頭脳プレーで迫る東京大学チームを抑え、優勝を勝ち取りました。