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建築CAD・リフォーム技術科(訓練期間6ヶ月)のご案内

建築への第一歩はここから!

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

木造住宅を中心とした、様々な建築関連職種への再就職を目的とした訓練コースです。別業界から建築業への転職を考えている方や、建築関連の経験がない方を対象とした訓練を実施しています。建築知識および基本施工技能を習得することで、建築業界や不動産業界などの様々な関連職種への再就職を目指します。

全6ヶ月間の訓練では、木造住宅の構造や関連法規などの建築基礎知識の習得をはじめ、手書きやCADによる建築図面を作成する訓練により、建築図面作成に関する技術の習得を目的とした訓練に3ヶ月間取り組みます。
また、大工手工具、電動工具などを安全に取扱う基礎技術を習得後、訓練用に模擬で作製する小さめの家屋(以下、模擬家屋)などを活用しながら、木工事・内装工事・リフォーム工事に関連する技術の習得を目的とした訓練を3ヶ月間取り組みます。

訓練全体(6ヶ月間)の仕上がり像(訓練目標)

  • 建築CADによる関連法規に適応した耐震性の高い住宅設計ができる
  • 躯体(読 クタイ、柱や梁のこと)から内装仕上げ(改修作業を含む)までの施工ができる
訓練課題例
訓練課題例

総訓練時間

  • 658時間

訓練到達目標

1.建築学一般

木造住宅(在来軸組構法)に関しての、構造や法律、製図知識を学びます。それらの知識を生かし、間取りの計画や耐震計算等の基本的な設計業務を習得します。

◎在来軸組構法とは?
柱や梁といった基本的な骨組みを木材で造った住宅のことです。昔から日本で住宅を建てる際に使われていた工法を、現代に合わせて改良していったものです。"ザイライ"と略して言うことも多いです。

建築学一般

2.CAD(2D基本操作)

2次元CAD(Jw_cad)の基本操作を身に付けます。未経験の方を対象としていますので、基礎から丁寧に練習していきます。また、木造住宅の各種図面をCADによって作製することにより、建築図面の読み方や描き方を習得します。

◎2次元CAD(2DCAD)とは?
コンピュータを使って製図するために使用するソフトのことです。あくまでも図面を描くための道具ですので、別に設計の知識が必要です。
2次元CADは、線・円・文字などを用いて平面的な図面を描くソフトです。ボタン1つで様々な作図ができるため、修正・変更がしやすいです。
CADでは線をコンピュータが自動で描画するため、きれいで読みやすい図面を描けます。そのため、CADの技術は手書製図に比べ簡単に習得できます。

◎Jw_cadとは?
インターネット環境とPCさえあれば、だれでも無料で利用できる2次元CADソフトです。
開発に建築士が携わっているため建築分野に便利な機能が多くあり、公共工事でも一般的に使用されているため建築業界を中心に導入されています。誰でも利用できるため、建築業界だけでなく様々な業界でも使用されています。

CAD(2D基本操作)
CAD(2D基本操作)

3.CAD(2D応用,3D)

2次元CAD(Jw_cad)の応用として、自分で計画した住宅の図面を設計課題として作製します。また、3次元CAD(3DマイホームデザイナーPro)によるプレゼンテーション用の資料を作製します。最終的には自分の設計課題をプレゼンテーションすることにより、企画・提案の技術を習得します。

◎3次元CAD(3DCAD)とは?
住宅やビルのような立体形状を、直方体や球を用いてデータ上で立体表現するソフトのことです。
2次元の図面は独自記号などが多いため、図面を読み取る能力がないと設計者の意図が理解できません。3次元CADでは、様々な角度から形状や位置関係を立体的に確認できるため、誰が見ても仕上がりが想像しやすいのが特徴です。
ソフト価格やパソコンの要求スペックが高いため気軽に利用できない欠点があります。しかし、感覚的に表現し人に伝えることは2次元CAD以上の性能です。

◎3Dマイホームデザイナー(3DMHD)とは?
建築業で設計事務所や工務店を中心に幅広く利用されている住宅プレゼンテーション向けの3次元CADソフトです。
住宅平面図の情報をもとに概ねの立体データが自動的に作製されます。その後、仕上げ材の設定や家具の配置など細かい設定を行い完成させます。
完成したデータより「完成後のイメージ写真」のようなプレゼンテーション向け資料の作製が可能です。
また、実際に作製したデータを使い、住宅の内観を歩くように確認することもできます。

CAD(2D応用,3D)
CAD(2D応用,3D)

4.建築大工

木材の加工技術を身に付けます。"のみ"や"のこぎり"に代表される大工道具の使用方法や、電動機械の取り扱い方を習得します。木造住宅の骨組みである躯体(読 クタイ、柱や梁のこと)にあたる "軸組"を、実物大で施工します。

建築大工
建築大工

5.内装下地施工

内装の下地施工について習得します。普段あまり目にする機会のない床や壁、天井の下地がどのように納まっているか施工を通して理解することができます。

この訓練では、実際の住宅に近い模擬家屋を使って実習を行います。
まずは、完成している模擬家屋を解体します。
床・天井・壁の下地を実際に確認しながら解体していきます。
その後、躯体(読 クタイ、柱や梁のこと)から内装下地の順に模擬家屋を建てていきます。

内装下地施工

6.内装仕上げ施工

床のフローリングや壁のクロスといった目に見える材料のことを内装仕上げ材と言います。施工の訓練の最終段階として、内装仕上げ材の施工技術を習得します。クロスの施工では、基本的な無地のクロスの張り方や柄のあるクロスの張り方を習得します。

内装仕上げ施工

受講要件

過去の建築関連の経験

  • 特に不要

事前に習得していることが望ましいスキル

  • 特に不要

各訓練科共通要件

  • 訓練に関連する職種への就職を希望している方
  • 訓練を受講することに熱意を有している方
  • 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
  • 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態・受講態度等)

 ※受講希望者が多数の場合、上記の条件を満たしていても受講できないことがあります。

受講料

無料です。ただし、教科書代(約6,500円)については、実費負担となります。

受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種の例

建築業界が未経験の方でも、下記のような建築と関連する職種に就職されています。
(ただし、必ずしも下記のとおり就職できるとは限りませんので、ご了承願います。)

(前職)        (修了後の職種)
・飲食業     →  CADオペレーター
・サービス業   →   展示場アドバイザー
・一般事務    →  インテリコーディネーター
・製造業     →  建築設計事務所
・販売店店員   →  大工・施工管理

訓練に関する職種と仕事内容

一般的な職種名

CADオペレーター(建築設計補助)、建築技術者、建築大工、内装施工技術者

CADオペレーター(建築設計補助)の仕事

■CADオペレーターの位置付けは「設計者の補助業務」です。

■建築設計士は、図面の微細な変更や修正まで一人で行うには、時間に余裕が少ないことが多いです。建築業界では、様々な業種が協力しながら工事を進めます。特に工事の初期段階である設計に関しては、納期を遅らせることが難しくなります。

■設計士は納期の中で多くの図面を作図修正していくため、指示通りの作図や、意図に沿った的確な修正ができるCADオペレーターが重宝されます。さらに、CADを使った設計補助だけでなく、WordやExcel、PowerPointなどを使いながら事務もでき、画像処理技術も持っているマルチタスクなCADオペレーターは、もっとも重宝されています。

建築技術者の仕事

■主に建築の技術に関する業務に携わる方で、住宅のプランを考えて図面を描く設計者や、図面通りの施工がなされているかチェックをする施工管理者などを指します。

■近年では、設計者に求められる知識、技能が多種多様となっており、新築工事のみならず、リフォーム工事に対する正確な知識が求められています。

建築大工の仕事

■木造住宅を構成する木材に様々な加工を施し、建て方と呼ばれる組立作業に携わる方ですまた、組み立てた後には内装の下地となる内装施工なども行います。

■近年では、機械による木材加工(プレカット)も盛んになり、加工作業が少なくなりつつありますが、手加工にこだわる大工もたくさんいます。

■また、リフォーム工事ではプレカットで対応することが困難であり、手加工が必要となることがたくさんあります。

内装施工技術者の仕事

■天井や壁のビニルクロスを始め、床のフローリング張りなど内装に関する仕上げ作業に携わる方です。

■簡易なリフォーム工事ではこれらの職種の方が活躍します。

■また、小規模なリフォーム工事では、建築大工と内装施工技術者の2つの職種に関する作業を行うこともあります。

職種との相性(こんな方に向いている。)

ものづくりに対する愛情と探究心、何よりチャレンジ精神のある方。

建築の仕事は、お客様が望む住宅を提供するために、デザインやコスト、暮らしやすい住環境など様々なことを考慮し、最良のものを提供します。

訓練により就職可能な主な仕事

  • 設計業務(インテリアコーディネート、CADオペレーター職などの設計補助、建築施工管理補助など)
  • 施工業務(建築大工、内装施工、家具・建具製作、木材加工など)
  • 営業業務(展示場アドバイス・不動産業など)
  • 販売業務(家具・建材・資材・工具などの販売店など)

求人票に記載されている職種名

CADオペレーター、住宅展示場アドバイザー、インテリア業務アシスタント、現場施工管理補助員、内装仕上げ施工者、現場作業員、木材製造加工員、測量補助員、非破壊検査技術者、型枠工及び左官工、解体工事作業員

就職後の仕事例(求人票より)

  • CADによる製図作業
  • 内装のコーディネート作業
  • 展示場での接客対応
  • 建築物の施工作業
  • 住宅の営業及び販売作業
  • 建設業事務作業

就職率

93.8%(令和3年度)
84.2%(令和2年度)

修了生の主な就職先

  • ハウスメーカー
  • 工務店
  • 設計事務所など

賃金情報

修了生の採用時の賃金(給与総支給額)実績

  • 平均12万円から25万円

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

建築物を造る工程は、「計画(条件を整理して建築物の立案)」→「設計(企画内容を図面化)」→「施工(図面に基づき、実際に建築物の製作)」となります。

また、既存住宅に不具合などが発生した場合は、リフォームを行うことが一般的な考え方です。

建築CAD・リフォーム技術科では、6ヶ月間で木造住宅を造る工程全体のポイントを的確に学ぶことができます。そして、新築工事やリフォーム工事の基礎的知識を身に付けることができます。

任意に取得できる資格

建築CAD検定(一般社団法人 全国建築CAD連盟)

建築CADの操作技能レベルを客観的に判断し、実社会へ証明するもので、全国の教育機関で広く採用されています。ポリテクセンター大分は2級の受験会場となっており、毎回多くの受講生が2級にチャレンジしています。

2級は、「設計者から与えられた図面のラフスケッチから、CADで建築一般図を描く実力があるか」が問われます。

参考図をもとに、それがどんな建築を表現しているかを理解し、図面を作製する能力があるか、CADについての高い知識と能力があるかが試されます。

ポリテクセンターの使い慣れた教室で、落ち着いて受験することができます。

※資格試験は任意に取り組むものであり、合格を保証するものではありません。

就職後のスキルアップ

就職後は、当センターで実施しています短期間の在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料))を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦するなど、さらにスキルを向上させることができます。

当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。

お気軽にご相談ください。

お問い合わせ先

ポリテクセンター大分 【訓練課 受講者係】

TEL

097-529-8615

FAX

097-522-0170

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