本文です
トップへ戻る
グローバルメニューへ

求職者の方へ

電気設備技術科(企業実習付コース)のご案内

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

訓練では、電気設備工事に必要な第二種電気工事士資格取得を目指し、「電流ってなに?」という人でも電気の基礎から実習を通じて段階的に習得します。その他には、工場内の機械やコンベアなどを動かす(制御する)方法を学び、配線やプログラムで自在に操ることができるようになります。

訓練全体(6ヶ月間)の目標人材像(訓練目標)

シーケンス制御及びPC制御回路の設計・施工ができ、電気設備工事ができる。

(下記写真の訓練課題例参照)

訓練課題例

訓練課題例配線作業

訓練課題例1

訓練課題例制御盤

訓練課題例2

総訓練時間

  • 678時間

訓練到達目標

1.「有接点シーケンス・PLC制御」

工場内の機械やコンベアなどを動かす(制御する)方法の一つであるシーケンス制御について学びます。
制御・操作するための各種電気機器間に配線を行い制御する方法を有接点シーケンスといい、PLCと呼ばれる機械にプログラムを入力することで制御を行うものをPLC制御といいます。
この二つの制御方法の知識・技能を、実習を通じて段階的に習得します。また、関連知識を習得します。

有接点シーケンス・PLC制御実習

有接点シーケンス・PLC制御

2.「制御盤作成」

制御盤とは、機械や生産ラインを制御・操作するための各種電気機器を納めた箱のことです。シーケンス制御の知識・技能が身についたうえで、制御盤という一つの製品を作成します。
制御盤作成の流れや、施工方法の知識・技能を習得します。
また、制御盤は一度作れば終わりというものではなく、塵が溜まったり、経年劣化していきますので定期的なメンテナンスが必要です。そのための点検・修理方法も習得します。また、関連知識を習得します。

制御盤作成実習

制御盤作成

3.「電気の基礎知識と配線作業」

第二種電気工事士資格取得を目指す訓練を行います。
筆記試験に向け「電気に関する基礎知識」を学び、簡単な配線作業を通じ技能試験に関する技能を習得します。
また、関連知識を習得します。
※第二種電気工事士資格は入所時により訓練期間中に受験できない場合もあります。

電気の基礎知識と配線作業実習

電気の基礎知識と配線作業

4.「企業実習」

企業の工場内や電気工事の現場で訓練を行い、身につけた技能を実際の現場で体験し、実践力を身につけます。
現場の経験ができるので、訓練だけでは得られない経験ができます。
訓練で基礎技術を身につけ、企業実習で現場の経験を積めば、就職活動で大きなアピールになります。

5.「フォローアップ訓練」

企業実習を受けた中で、不足であった技能・技術、関連知識を習得するためのフォローを実施します。

受講要件

過去の経験

  • 特に不要

事前に習得していることが望ましいスキル

  • 電気の基礎理論を学習しますので、簡単な算数の計算方法が分かる方(分数の計算、平方根の計算、三角関数など)は、さらに訓練効果が期待できます。

各訓練科共通要件

  • 訓練に関連する職種への就職を希望している方
  • 訓練を受講することに熱意を有している方
  • 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
  • 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態・受講態度等)
  • 職業訓練を受講する上で必要な、集合訓練における協調性のある方。

※受講希望者が多数の場合、上記の条件を満たしていても受講できないことがあります。

受講料

無料です。ただし、教科書代については、実費負担となります。
他に作業服、安全帽などが必要になりますが、お手持ちのものがあれば購入の必要はありません。

受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例

新設科のため、実績はありません。

訓練に関する職種と仕事内容

主な職種

電気工事士

電気工事士の仕事

電気工事士は、建物に電線やケーブルを引き込み、配線を行い、コンセントなどの端末に電気を届ける仕事を行います。また、照明器具の交換やコンセント増設などの仕事内容から、大型機器の制御回線のメンテナンスや配電盤や各種電気設備のすえ付け工事に至るまで、電気にまつわる様々な仕事を行います。
電気工事士の現場としては、どのような気候にも関わらず電柱の上などの高所で電気工事を行ったり、天井裏や床下での作業を行わないといけない場面があります。非常に体力と集中力が必要な仕事であり、常に安全に気を配る仕事です。仕事の範囲としては、電気を必要とするところならばどこでも対象になるので、家庭や公共施設、ビル、店舗、工場などと幅広くあります。
電気工事士の実際の作業は、一人の現場責任者を中心に、何人かのグループで電気工事を進めていくため、協調性やコミュニケーション能力が必要となります。最も重要なことは、電気工事士になるために、国家資格である電気工事士の資格を取得しないといけないことです。
電気工事士の就職先としては、電気工事を専門に行っている会社や建設会社、施設の建築を行う会社、電力会社など電気工事を取り扱っている会社などがあります。最近では、家電量販店や光通信のケーブル敷設に付帯した電気工事、太陽光発電システムの導入に伴う電気工事など電気を扱う需要は増えています。

電気工事職種との相性(こんな方に向いています)

  • 現場仕事のため、フットワークが軽く体力に自信があり、安全作業ができる方。また、グループ作業となることがあるため、協調性を持ち合わせ、コミュニケーションをうまく取れる方。

訓練により就職可能な主な仕事

  • 建築物の屋内配線設計、施工の業務
  • 建築物の設備機器の保守、管理の業務
  • 制御盤の設計、製作及び保守点検の業務

求人票に記載されている職種名

  • 電気工事士
  • 配電盤作業員
  • 通信工事
  • 組立器具配線
  • 電気設備工事
  • 制御盤組立

就職後の仕事例(求人票より)

  • 電気設備工事の設計・施工管理
  • 一般内線・電気設備工事
  • 電気器具配線及び組立工
  • 工事現場の施工管理
  • 配線工事・照明工事他
  • 電柱や電線機器の保守
  • 官公庁から一般住宅などの電気工事
  • 一般住宅、工場、アパート、マンション等の電機、空調工事

就職率

新設科のため、実績はありません。

修了者の主な就職先

  • 新設科のため、実績はありません。

賃金情報

  • 30歳未満平均 170,000円
  • 30歳代平均  200,000円
  • 40歳代平均  200,000円
  • 50歳以上平均 210,000円

(新潟労働局の統計情報より)

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

訓練を修了すると基本的なケーブル配線、金属管配線等ができるようになり、シーケンス制御を習得できます。就職後は、就職先の仕事内容によっても異なりますが、訓練で習得した技術・技能を基本として仕事に従事することになります。就職先でのベテラン技能者のOJT(On-the-JobTraining)により、就職先が期待する仕事(標準的な作業時間と仕上がり)ができるようになります。およそ、3~5年で熟練度は向上し、細かく指示されなくとも自らの判断で仕事ができるようになります。

修了時に取得できる資格

低圧電気取扱い業務に係る特別教育修了証

  • 労働安全衛生法第59条第3項及び労働安全衛生規則第36条第1項第4号で低圧、高圧、特別高圧の「充電電路や充電電路の支持物の敷設、点検、修理若しくは操作等の業務」(電気取扱業務)に労働者を就かせるときは、事業者が「安全衛生特別教育規程」に基づく安全または衛生のための特別の教育を行わなければならないと義務づけられています。
  • 本特別教育は、訓練中に実施し、特別教育修了者に特別教育修了証が当センター所長名で交付されます。

任意に取得できる資格

訓練期間中に受講者の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。受験手続きの説明や合格できる技能レベルへの到達は訓練を受講することで可能です。
※ただし、合格を保証するものではありません。資格合格へ向けて個人個人の努力が必須となります。
※各種資格試験は、入所時により訓練期間中に受験できない場合もあります。試験案内や試験内容に関する詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。

電気工事士

電気工事士は、第一種電気工事士と第二種電気工事士の2種類があります。
第一種は、一般用電気工作物および高圧・特別高圧で受電する電気設備で最大電力500kw未満の自家用電気工作物の電気工事に従事できます。
第二種は、一般の住宅や商店で利用する小型の電動機や電気器具、照明等のための低電圧で、比較的受電電力の小さい電気施設の電気工事に従事できます。
※試験案内や試験内容に関する詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。

(一財)電気技術者試験センター

就職後のスキルアップ

就職後は、当センターで実施しています短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料)) を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦したり、 (一財)電気技術者試験センター の電気主任技術者試験などを受験したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。
当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
 

お問い合わせ先

ポリテクセンター新潟 【訓練課受講者第1係】

TEL

0258-33-2733

FAX

0258-33-2422

ページの先頭へ
グローバルメニューへ戻る
本文へ戻る