A.ポリテクセンターの修了生は溶接の勉強をしてきて、基礎が出来ているので良いと思います。訓練を受講する人は溶接の道に進もうと思っているので、考え方もしっかりしています。人間性が良く、訓練校で基礎をしっかりと固めてきているのであれば、あとは就職してから技量習得させて1人前にします。
離職者訓練(アビリティコース)修了生採用企業の声
平成26年12月にテクニカルメタルワーク科を修了後、実際に企業で活躍されている修了生と、就職先の企業の社長様にインタビューをしました!
有限会社ソーケンテックス 社長 米田 俊彦様

Q.修了生を採用した決め手は何ですか?

Q.現在の就業状況についてお聞かせください。
A.就職して5カ月たつが、今は指導する職員を付けて溶接の業務に就いてもらっていますが仕事の覚えが早いので、今後は指導する職員から離れて仕事を任そうと思っています。
スケジュールについては、朝8:10~夕17:10までで、たまに残業が1~2時間・月10時間程度 あります。土曜出勤もあり(定時上がり)、公休出勤は3日程度。 無理をさせないよう努めているところです。
Q.訓練受講の効果について思われることは?
A.別職種からでも訓練を受講することにより、基本的な金属加工・溶接に関する事は身につけてきているので一から教える必要がなく助かります。また、仕事に対する姿勢、勉強していく態度も良く、採用して良かったと思います。あとは会社で育てていきたいです。
Q.修了生の今後に期待することは何ですか?
A.基礎はポリテクセンターで勉強してきているので、その後の成長がしっかりできるよう会社として育てていきたいと考えています。
今後は自分の仕事に誇りを持って、リーダーとして皆を良い方向に導くような人材に成長してほしいです。リーダーを努めきった後は、周りの皆に感謝できるような人間に育ってもらいたいと思います。

Q.ポリテクセンターに期待することは何ですか?
A.金属加工全般の基礎を繰り返し訓練することにより、しっかりとした基礎を身に付けさせているのが良いと思います。就職先が決まった人に対しては、就職先に応じた訓練を行ってもらえると働き出した時に役立つので良いと思います。更に、会社に入ってから、どんなことをするか、何を習得しておけば良いかを考えて、取り組む期間もあれば尚良いと思われます。
大井 竜馬さん(平成26年12月テクニカルメタルワーク科修了)

Q.訓練を受講したきっかけと受講して良かったことは何ですか?

A.最初はポリテクセンターの事を知らなかったのですが、ハローワークの職業相談で存在を知り、身内に昔、溶接をしていた人がいたことから溶接に興味を持ちました。最初は金属加工科とテクニカルメタルワーク科の訓練内容は変わらないように思いましたが、テクニカルメタルワークには、企業実習があり、そのまま企業に就職した例があったので受講を決めました。実際に受講してみると、最初は溶接に興味があったぐらいだったのですが、訓練を受講していくうちに、溶接の仕事をしていきたいと強く思うようになりました。
Q.現在の仕事内容を教えてください。

A.造船に関わる溶接を主に行っています。
実際に訓練でやったことをそのまま就職先でやることはなかったです。あくまでもポリテクは勉強をするところ。実際に仕事をする時は、どんなふうにすれば上手く出来るかを考えながら作業をしています。 社長が熱意を持っており、「ついていきたい」という気持ちを持ちました。早く溶接を上手になって、その気持ちに応えたいです。
Q.訓練受講を検討している方へ一言お願いします。
A.訓練を受講して習った事に、無駄な事は無かったです。
習った事は基礎ですが、基礎がなければ何もできないので、勉強できて良かったです。訓練受講時は、自分なりに課題等を考え、どうしたら上手に溶接を出来るようになるか考えながら練習をした方が早く技能が上達します。
例えば連続して溶接出来る部分でも、あえて溶接を中断して溶接ビード継ぎの練習をしたり、座った姿勢だけじゃなく、あえて立った状態のきつい姿勢で練習をしたりなど、自分で練習課題に一工夫加えるとより訓練を有意義なものにできると思います。
お問い合わせ先
ポリテクセンター長崎(長崎職業能力開発促進センター) 訓練課
TEL
0957-22-2324
FAX
0957-22-2325