生産電子情報システム技術科

応用課程 3年次/4年次

電子技術やITを活用して、ものづくり現場における生産性向上や業務改善に貢献できる技術者を育成します。

こんなことを学びます

3年次

主に、情報系分野であるC言語、Java言語、組込みOS、ネットワーク技術、サーバ構築技術を学んだ後、グループワークを通して、実際の製品を想定した本格的な組込みシステムの構築技術を学びます。

4年次

無線通信回路技術やノイズ対策技術、センサ技術を学んだ後、グループワークを通して、情報技術と電子技術を合わせた複合的な電子回路設計・製作技術を身につけます。また、企業の開発現場を想定した開発課題実習を通し、企画開発や工程管理などを身につけます。

カリキュラム

標準課題

標準課題

クラス全上員が続一テーマで取り組む製作課題実習で、グループごとに 4 か月間、仕様や設計などグループの特色を発揮しながら企画・制作を行います。

組込みシステム構築課題実習

組込みシステム構築に不可欠な C 言語、Java言語、PHP、データベースなど多岐にわたる情報技術を学び、グループ毎に独自のアイデアを盛り込んだ「遠隔監視システム」を構築し、組込みシステムの構築技術を身につけます。

組込みシステム構築課題実習

電子通信機器設計製作課題実習

電子通信機器設計製作課題実習

グループ独自の機能を盛り込んだマイコンによる無線通信機能を有する温湿度計測データロガー装置を設計・製作し、「自動計測システム」 を構築します。電子回路基板の設計と制作・評価手法など、電子回路装置の製品化に必要な技術を見つけます。

目指せる職業

  • 組込みエンジニア
  • システムエンジニア
  • プログラマなどの情報系技術者
  • 電子回路設計技術者
  • 半導体製造技術者などの電子系・通信系技術者

在校生からのメッセージ

山田 竜聖

私が特に力をいれているのはロボット工学実習です。ロボットを動かすためのプログラムを作成し、実際に動かす「教示作業」の実習で、自分で組んだプログラムが成功したときの達成感はひとしお。複数の教材・開発環境にもめぐまれているため、知識・技術を身に付けるのに最適です。

教員からのメッセージ

本田 正治先生

応用課程(3、4年次)は先生から教えられるというより、自分で企画・設計し、製作する能力が求められます。成功の鍵はグループ内のチームワーク。本学科では企業でのプロジェクトを想定したグループワークを中心とした学習スタイルを展開しているため、早い時期から行動力・コミュニケーション力を身に付けられるよう、部活動やボランティア活動など、さまざまな活動に積極的に取り組んでください。