機械製図における2次元CADの活用による効率化と生産性の向上を目指して、構想段階から具体的加工の指示を出すための図面の作図方法、CADを使用する場合の環境の構築、効果的かつ効率的使用法及びデータ管理方法について習得します。
1.コース概要及び留意事項
2.構想と基本設計
(1)構想から図面への考え方
イ.ポンチ絵や構想図から、点コマンド使った外形や大きさの決め方
(2)複数部品配置(レイアウト)のテンプレート設定
イ.複数部品配置のための座標系と画層の使いわけ
ロ.組立図作成等を考慮したCADデータの整理分類法3.詳細設計・作図
(1)設計製図効率を向上させるために事前に準備しておくべき事項
イ.データ管理機能(テンプレート、ブロック、外部参照など)
(2)基本構想段階での2次元CAD活用演習
イ.作図・編集機能
ロ.基本構想演習
(3)詳細設計段階での2次元CAD活用法 イ.応用作図機能
ロ.詳細設計演習
(4)製図段階での2次元CAD活用法 イ.寸法記入と公差の考え方
ロ.線種の使い分けと出力設定
ハ.製図(設計製図、工程図等)演習
4.実践課題
(1)構想の具体化(構想からの具体的設計法)
(2)詳細設計(製品機能を重視した詳細設計)
(3)作図(対象製品に要求されるサイズ公差、幾何公差の選択と決定法)
5.設計の効率化
(1)社内ノウハウを蓄積するための図面の標準化
イ.ISO、JIS、業界、社内規格の関連と規格化の手法
ロ.市販品やカタログデータ等を活用したDBの構築と運用管理
ハ.既存図面からの技術情報の抽出と図面管理
ニ.加工、測定へのCADデータ活用とCADデータ作成時の注意点
6.まとめ