モノ(Things)の状態を把握するためには、適切なセンサを取り付け、その出力を取り込む必要があります。そのために必要となる電子回路とマイコン間のシリアル通信技術について習得します。
IoTシステム技術科
- 訓練の概要
- 受講要件
- 受講料
- 受講者の入所前と修了後の職種(例)
- 訓練に関する職種と仕事内容
- 就職率
- 修了生の主な就職先
- 賃金情報
- 訓練で習得した職業能力の活用状況
- 訓練修了時に取得できる資格
- 関連する資格
- 就職後のスキルアップ
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
~IoT時代を担う基盤技術を学ぶ!~
IoT(Internet of Things)システムとは、「様々なモノをインターネットに接続し、その情報を収集・分析し、その結果を新しいサービスに結び付けていくシステム」のことです。
IoTシステム技術科では、IoTシステムの技術要素(センサ、ネットワーク、データベース、プログラミング、シーケンス制御、HMI、AI)を基本から学びます。そして、これらの技術を融合した生産システム(IoTシステム)の設計・構築や管理・保守に関する知識・技術を習得し、生産現場のIoT化を図り生産性の向上に取り組みます。
訓練目標
1.IoTデバイス・ネットワークを理解し、IoTシステムの構築・保守作業ができる。
2.シーケンス制御及びPC制御を用いた生産現場のシステム開発ができる。
訓練期間
- 6カ月
訓練内容
1.IoTデバイス技術

IoTデバイス技術
2.IoTネットワーク技術
LANの基本知識を学び、LANの設計・構築に関する技術を習得します。また、センサから取り込んだデータを集約するためのIoT無線LANシステムを構築するための技術を習得します。

IoTネットワーク技術
3.データベース技術とIoTプログラミング言語
リレーショナルデータベースに関する基本知識を学び、データベースの構築及び利用技術を習得します。また、IoTの分野で活用できる言語について学び、そのプログラミング技術を習得します。

データベース技術とIoTプログラミング言語
4.シーケンス制御
製造ラインを制御するための基礎知識・技術について、リレー及びPLCを用いた各種基本回路の配線、プログラミング、動作試験等の実習を通して習得します。

シーケンス制御
5.PC制御技術(HMI)
製造ラインにおける現在の状態表示や動作指令を専用の表示器(タッチパネル)を利用して行うHMI技術及びPLC間、PC-PLC間ネットワーク技術について学びます。

PC制御技術(HMI)
6.AI技術
AIに関するアルゴリズム、データ分析、導入事例などの基礎知識・技術を学び、これを製造現場に適用するために必要となるデータ収集、学習、分析等のAI関連技術について実習を通して習得します。

AI技術
受講要件
関連業種の経験
- 特に不要
事前に習得していることが望ましいスキル
- 特になし
各訓練科共通要件
- 訓練に関連する職種への就職を希望している方
- 訓練を受講することに熱意を有している方
- 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
- 訓練の受講・修了に支障がない方(健康状態・矯正視力・受講態度など)
受講料
無料です。ただし、テキスト代などは自己負担となります。
受講生の入所前と終了後の職種(例)
新科のため事例はありません。
訓練に関する職種と仕事内容
一般的な職種名
IoTシステム技術者
職種との相性(こんな方に向いている。)
訓練により就職可能な主な仕事
- IoT技術を活用したシステム設計・構築及び改善
- PLC制御の制御盤設計・製作
- シーケンスプログラム設計
- 生産ライン試運転、生産ライン保全
求人票に記載されている職種名
就職後の仕事例(求人票より)
就職率
新科のため就職実績はありません。
修了生の主な就職先(過去3年間の実績)
新科のため事例はありません。
賃金情報
新科のため事例はありません。
訓練で習得した職業能力の活用状況
訓練修了時に取得できる資格
なし
関連する資格
訓練で習得した知識や技能・技術を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です 。
※ただし、合格を保証するものではありません。資格の詳細については、各実施機関へお問合わせ下さい。
IoTシステム技術検定試験(基礎・中級)
IoTシステム技術検定は、IoTが産業と社会に新たなイノベーションをもたらすことが期待されるなか、IoTビジネスに関わる方々を対象に設けられた制度です。IoTシステムの企画、構築、活用、運用改善をより効果的、効率的に行い更に高付加価値化の創造を生み出すために必要となる基本知識を習得していただくこと、更にこの分野における優れた技術者として活躍していただくことを狙いとしています。検定は基礎、中級、上級の3段階レベルで認定します。
基礎検定は、IoTに関する基礎知識を保持しているかを認定する検定試験です。
中級検定は、IoTシステム構築に取り組むための基本技術を認定する検定試験です。
基本情報技術者試験
情報処理技術者試験の一区分で、高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身につけている証として行われている試験です。 基本情報技術者試験レベルの知識をIT関連業務で最低限必要なものと位置付けている企業が多くあります。
電気機器組立て(シーケンス制御作業)
働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度です。技能検定は、技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、職業能力開発促進法に基づき実施されています。試験に合格すると合格証書が交付され、技能士と名乗ることができます。
中央職業能力開発協会就職後のスキルアップ
就職後は、当センターで実施している短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー) (有料)を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に関する相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。お問い合わせ
ポリテクセンター兵庫(兵庫支部/兵庫職業能力開発促進センター) 訓練第一課 受講者第一係
TEL
06-6431-7367
FAX
06-6431-7285