住宅診断CADプランナー科(住宅診断サービス科)
<アビリティ訓練>
コースの概要
「良い木造住宅とは何か?何で決まるか?」 そんなテーマについて、住宅に求められる10の性能”ものさし”から、主に「診断」をキーワードに答えを導き出すコースです。住宅診断CADプランナー科では木造住宅の診断に必要な構造を理解し、CADによる建築図面が描けること、施工法を理解し耐震診断と補強法及び各種診断法による建物診断及び報告書の作成等の知識と技能・技術が習得できるようカリキュラムが組まれています。
受講前提条件
- 当施設が実施しているコース説明会に極力参加し、訓練内容等について十分理解していること
- 自らが希望する住宅・建築関連の職種について十分理解した上で、訓練の習得とともに早期再就職に向けた就職活動が並行して行える方
- 1日6時間の訓練(大工作業及びパソコン操作)等の受講が可能であり、健康に不安がない方
事前に習得していることが望ましいスキル
各種ソフトを使用しますので、マウス操作やファイル管理の基本操作ができることが望ましい。
目標
- 木造住宅の診断に必要な構造を理解し、コンピュータを利用した報告書及び建築図面を作成できる。
- 木造住宅の調査・診断に必要な構造と施工法を理解し、耐震診断と補強法及び各種診断手法により建物診断ができる。
内容
- 住宅構造・法規
- 住宅図面作成技術
- 住宅実施図面作成技術
- 現地調査と図面作成
- 木造住宅の軸組・内装施工
- 木造住宅の構造計画と診断
- 環境設備診断
- 建築物の調査・診断

木造住宅の構造理解

図面等作成

現地調査

木造住宅の軸組・内装施工

木造住宅の構造計画

建築物の調査・診断
目指す職種
- 建築営業
- 建築申請業務・事務
- 施工管理
- その他:設計、設計補助、CADオペレータ等
※過去の実務経験等を踏まえて、上記職種に就いた方もいらっしゃいます。
施工管理の仕事
施工管理とは、建築現場において工程管理、安全管理、品質管理などを行う仕事です。
大きな施設を建てるほど、工事の内容は多くなり、工程も複雑になるでしょう。
また、かかわってくる技術者の数も多くなります。
発注者への打ち合わせや現場で働く人々や技術者への指導、監督が主な仕事になります。
浅く広く木造住宅の内容を実施している当訓練の内容からは、施工管理への就職は非常にあっています。
計画的に工事を進め、質の高い工事をするためには、施工管理は欠かせません。
就職実績
92.4%(平成30年度)
- 建築設計(32歳 男性)
- 設計補助業務(24歳 女性)
- CADオペレーター(26歳 女性)
- 現場管理(23歳 男性)
- 住宅営業(36歳 女性) 他
賃金情報
17万円~23万円程度
修了生の声
- 他の訓練生より年をとっていたので、訓練習得や就職に不安がありましたが、指導員及び訓練生のフォローで無事に修了し、企業面接において職業訓練受講が幸いし再就職できました。現在は現場50%、CAD図面作成50%行っています。
- 訓練を受講し、現場に出て実感したのは、図面を読みこなす力です。更地にすらなっていないところにこれから建つ建物をイメージする力は必要です。それがポリテクで学べました。まだまだ半人前ですが頑張っていきます。
- 訓練受講後、新築・増改築・エクステリア等の設計を中心に毎日奮闘中です。6ヶ月で建築の全てを理解し即戦力となるのは難しいことですが、ポリテクで教えて頂いた内容がいかに実務に即していたかと痛感しています。建設業のスタートラインに立てたことに感謝します。
任意に取得する資格
・福祉住環境コーディネーター
・建築CAD検定
・インテリアコーディネーター
※受験等が必要です。なお、試験対策は行っておりません。
また、実務経験を必要とする資格もあります。
問い合わせ先
〇企画指導部事業課 TEL:0568-79-0512 FAX:0568-47-0677