電気設備技術科 <企業実習付き>
- コースの概要
- 受講前提条件
- 事前に習得していることが望ましいスキル
- 目標
- 内容
- 目指す職種
- 電気工事作業者の仕事
- 就職実績
- 賃金情報
- 授業の特徴
- 修了生の声
- 修了時に修得できる資格
- 任意に取得できる資格
コースの概要
一般家庭・ビル・工場における電気配線、消防設備の配線、ルームエアコンの取付け取外し、太陽光発電システムの電気配線等の各実習を通して、電気設備の施工及びそれら保守管理を行う技術を基礎から習得します。さらに、高度情報化社会においての要となる高速通信設備(光ファイバ)に関する施工・保守管理に必要な技術を基礎から習得します。
受講前提条件
電気設備工事及び電気通信工事の施工・保守管理に興味があり、就職をめざす概ね55歳未満の方。
事前に習得していることが望ましいスキル
パソコンの基礎操作(キーボードやマウス操作等)ができる方が望ましい。
目標
電気設備及び電気通信設備の施工、自動火災報知設備の施工及びそれらの保守管理ができる。
内容
- 電気基礎と基本作業
電気の基本的な知識を学び、段階的に電気工事の基本作業について習得します。
- 電気配線、設備工事
ケーブルを使った電気配線、電線管を使った電気の配管、各種検査に関する知識と技能を習得します。
また、太陽光発電の設置、保守・点検に関する知識と技能を習得します。
- 消防設備通信工事
自動火災報知設備の工事・点検に関する知識と技能を習得します。
通信設備(LAN・光ファイバ) における工事・測定の知識と技能を習得します。
- 空調機器工事
家庭用ルームエアコンの仕組みと据付配管技術、取付・保守・点検に関する知識と技能を習得します。
- シーケンス制御回路組立
制御回路図の読み方・書き方、リレーやタイマを使用したモータ運転制御について学びます。
※シーケンス制御とは…工場の製造ラインでよく使われている電気の自動制御のこと。
- 企業実習
電気工事、自動制御に関連した企業等での実習を通して、現場の様子を知ることができ、実践力が身につきます。
※実習先は、自分で選ぶことができます。
- フォローアップ訓練
企業実習を受けて、不足していた技能・技術、関連知識等についての補足等のフォローを行います。

電気基礎と基本作業

電気配線

消防設備(自動火災報知設備)の工事・点検

空調機器工事

シーケンス制御回路組立

企業実習
目指す職種
- 電気工事
- 設備工事(消防・空調)
- ビル・工場設備管理
- 制御盤製作
- 技術営業
電気工事作業者の仕事
電気工事作業者は、建物を建設する時に電気の配線を行い、分電盤やコンセント、照明器具などを取付けて、電気が使える状態を作ります。また、修理や修復工事も行います。
電気工事作業者は、まず、設計図に基づいて、日程、人数、資材などの作業プランを立てます。そして、設計図を基に、電線を通す配管と配線を作ります。
木造建造物の場合は、天井や壁に主な配管を行い、そこからコンセントやスイッチに通じる配線を行います。
作業は、一般的に数人のグループで行われるため、相互のコミュニケーションが重要です。 また、現場では、天井裏や床下での作業、高所および野外での作業や厳しい気象条件の中で行う場合もあります。
キャリアアップしていくに従い、現場だけでなく、施工管理、設計、積算などの仕事もします。 作業が終わると、誤りがないか確認や試験を行います。
就職実績
87.9%(令和元年度)
- 電気工事(27歳 男性)
- 空調工事(30歳 男性)
- 工場内設備工事(25歳 男性) 他
賃金情報
- 電気工事 15~35万円
- 通信工事 16~35万円
- 消防設備 17~30万円
授業の特徴
- 基礎から履修するので、初めての方でも理解できるよう訓練カリキュラムを用意しています。
- 電気設備及び電気通信に必要な施工技術及び関連法規を、実習で体験しながら学べます
- 一人に1つの施工課題及びチームワーク作業を要する施工課題を、実習環境として用意しています。
- 企業実習では実際の設計・施工現場で、電気設備工事の工程を直に学べます。
※原則、訓練生自身が実習先を選択することができます。
修了生の声
- 訓練で工具の扱いに慣れていたおかげで、現場で役立てることができた。
- 未経験だったが、訓練で身に付けたことを企業実習先で活かすことができ、就職につながった。
修了時に修得できる資格
・特別教育修了証(低圧電気取扱)
任意に取得できる資格
・第二種電気工事士
・消防設備士4類(自動火災報知設備)
※受験等が必要です。なお、資格試験対策に特化した訓練は実施しておりません。
問い合わせ先
〇企画指導部事業課 TEL:0568-79-0512 FAX:0568-47-0677